産後ケアのあり方

query_builder 2026/03/28

このタイトルの記事を書くのは2回目です。


産後ケアとは何か。

これは利用者だけでなく、支援者の中でも問い続けられているテーマです。


私は、

産後の生活が軌道に乗るように支援すること

それが産後ケアの本質だと考えています。


これまで産後ケアは、 心身の回復や育児支援を通して、 産後うつや虐待、孤立の予防を目的として進められてきました。


その中で今回、 大阪府全体で「母子同室を基本とする」という方針が示されました。


この背景について、行政の立場も含めて考えてみると、

・預かりには人員や設備などのコストがかかる

・施設によって対応力に差がある

・過去に事故が起きた事例がある

こうした事情から、

「安全性と均一性を担保するために母子同室を基本とする」

という判断に至った可能性もあると感じています。

(あくまで推測ではありますが)


一方で、現場では

赤ちゃんと離れて休息することが必要なケースが確実に存在します。


実際に、

休息がとれたことで初めて本音を話せたケースや、

母子関係が改善したケース、

次の出産につながったケースも見てきました。


これまでの産後ケアは、 こうした役割を一定程度果たしてきたと感じています。

しかし今後、 十分なコストが伴わないまま 預かりを善意で担う構造が続けば、 現場は疲弊し、 結果として「母子同室のみ」の施設が増えていく可能性があります。


そうなったとき、

 産後うつの予防

 虐待の予防

 少子化対策

これらの本来の目的に対して、 十分に機能しなくなるリスクも考えられます。


実際に現場では、こうした声も聞かれます。

「母子同室と書いてあるけど、実際は預かってもらえますか?」

そして 「預かってもらえるならよかった」 と安心される。


ですが本来、 “よかった”で済ませていい構造ではないと感じています。


現在は、 「必要と判断すれば預かりも可」とされながら、 その負担は現場に委ねられている状態です。

安全管理は非常に重要です。

だからこそ制度として整える必要があります。


何かが起こってから変わるのではなく、 今見えている課題に対して、 先に手を打つことが求められているのではないでしょうか。


必要なケースに対して、 適切な時間制預かりと、それを支える予算が確保されることを期待しています。


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産後ケアtocca

住所:大阪府吹田市千里山東1-17-41 こすもらいふ千里101

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